高田馬場の「成田屋肉店」が閉店したときは、地味に落ち込みました。1949年創業、1981年からはオレンジコートショッピングセンターの中で店を続けてきた肉屋さんで、名物は約30種類ならぶお弁当。77年の歴史に、2025年12月30日で幕を下ろしました。
その成田屋肉店のスタッフさんたちが新しく始めたお店があると聞いて、行ってきました。店の名前は「三丁目のごはん」。壁に貼られた看板には「手作りのお弁当」とあります。
買ってみた感想
まず壁のメニューを見て、うれしくなりました。鶏のからあげ弁当750円、ロースカツ弁当750円、チキンカツ弁当750円、アジフライ弁当750円、アジから弁当750円、豚しょうが焼き弁当750円。ヒレカツ弁当と上かつ煮弁当が850円。丼ものはかつ丼750円、上かつ丼850円、特かつ丼1,000円、ソースかつ丼とみそかつ丼が各750円。この価格帯で「手作り」を名乗ってくれるのが、街の弁当屋のいいところです。
頼んだのはかつ煮弁当。立て看板に「当店はご注文をいただいてから調理を開始します」と書いてあって、そのぶん待つけれど、そのかわり出てくるものが温かい。カウンターの小窓の向こうで実際に人が動いているのが見えます。
受け取って、近くの広場のベンチで開けました。玉ねぎと卵でとじたカツがぎっしり、上に紅生姜。仕切りの向こうにはマカロニサラダと高菜の漬物、ごはんには黒ごま。卵がしっかりとろとろのまま届いていて、これは注文を受けてから作っている証拠だと思います。カツの衣が煮汁を吸ってやわらかくなった部分と、上に乗っている揚げたてのままの部分が両方あって、ちゃんとおいしい。750円でこれが出てくるなら通います。
子連れ目線でいうと、テイクアウト専門で店内で食べる席はないので、買って広場や公園で開けるスタイル。子どもが騒いでも気にしなくていいのは、むしろ楽なほうです。カツは卵でとじてあるので子どもでも食べやすく、紅生姜だけよけてやれば取り分けられます。ただし調理に時間がかかるので、腹ペコの子を連れて行くのは避けたほうがいい。モバイルオーダーと決済に対応したQRコードが貼ってあったので、先に注文しておくのが正解かもしれません。
まとめ
成田屋肉店のお弁当は、もう買えません。でも、あの弁当を作っていた人たちが作るごはんは、まだこの街で食べられる。それが分かっただけで、行った価値がありました。次は特かつ丼か、アジから弁当にします。
お店情報
- 店名
- 三丁目のごはん(手作りのお弁当)
- カテゴリ
- ごはん(弁当・テイクアウト)
- 営業時間
- 11:00〜16:00(店頭の立て看板より・2026年8月3日時点)
- 定休日
- 水曜・日曜・祝日(店頭の立て看板より)
- 価格
- 弁当750円〜850円、かつ丼750円/上かつ丼850円/特かつ丼1,000円(店頭掲示より)
- 注文
- 注文を受けてから調理。モバイルオーダー・決済のQRコードあり
- 関連
- オレンジコートSCの「成田屋肉店」が77年の歴史に幕(高田馬場経済新聞)
※ 開店したばかりの店で、食べログ・Googleマップ等の掲載や評価はまだ確認できませんでした。住所・電話番号もあわせて未確認のため記載していません。営業時間・定休日・価格の最新情報は店頭でご確認ください。